大学進学を考えている皆さんのなかには 「社会学っておもしろそうだけど、いまいちよく分からなくて…」 という方もいるのではないでしょうか。 このコーナーでは、そんな社会学のあれこれを紹介していきます。 *このコーナーの内容は主に『大学教育の分野別質保証のための教育課程編成上の参照基準 社会学分野』(2014年、日本学術会議社会学委員会社会学分野の参照基準検討分科会)を参照して編集したものです。
社会学とは…ズバリ 「異なる価値観をもった人間たちが多数集まって形成されるこの社会を解き明かす学問」です。
社会学が産声をあげたのは、フランス革命後、19世紀前半でした。
データを大事にする実証科学でもある社会学では、さまざまな社会調査が行われます。
問題発見力に、多様性を理解する能力、調査スキル…社会で活躍するうえで生かせます。
家族、ジェンダー、労働、環境、医療、逸脱、教育、地域社会、メディア、権力…数えきれないほどの分野と研究テーマがあります。
大学では、講義や演習、調査実習などをとおして、社会学を体系的に学んでいきます。
社会学を学んだ先輩たちは、いろいろなテーマで卒業論文に取り組んでいます。
大学・学部によっては、「社会調査士」資格を取得できるカリキュラムを提供しています。
企業、行政、NPO/NGO、シンクタンク、学校・・・さまざまなところで社会学は活きてきます。