調査の手法《ポイント解説》
社会を観察・調査してほかにはない一次データを取ることが社会学の強みです。社会調査には大きく分けて二つの手法があります。一つはインタビュー調査や参与観察に代表される質的調査法です。これらは調査対象者の意味付けや個性をくわしく調べて理解するのに用いられます。二つ目は質問紙調査(アンケート)に代表される量的調査法で、大量観察をもとに問題やその因果関係を数量化してとらえることを可能にします。おなじ「非行」という問題にも、どちらの手法からもアプローチすることができます。工夫をこらせば、すでにある文献・資料類やデータベースをもとにおこなう「二次分析」からも新たな知見をもたらすことができます。各大学の社会学専攻分野では、さまざまなカリキュラムが用意されていて社会調査のノウハウを学ぶことができます。
どんな調査があるんですか?