第23回 日本社会学会奨励賞 (2024年)
[論文の部]
松浦優「抹消の現象学的社会学」(『社会学評論』74 巻第1号)
[著書の部]
林凌『<消費者>の誕生:
第22回 日本社会学会奨励賞 (2023年)
[論文の部]
有賀ゆうアニース「戦後「混血児問題」における<反人種差別規範>の形成:「混血児」概念の用法と文脈に着目して」(『社会学評論』73巻第2号)
石島健太郎”How cure was justified: rhetorical strategies for the treatment of colour vision deficiency in the 1970s and 1980s in Japan,” Disability and Society, DOI:10.1080/09687599.2022.2072709
[著書の部]
清水亮『「予科練」戦友会の社会学:戦争の記憶のかたち』新曜社
第21回 日本社会学会奨励賞 (2022年)
[論文の部]
飯尾真貴子「米国移民規制の厳格化がもたらす越境的な規律装置としてのトランスナショナ ル・コミュニティ:メキシコ南部村落出身の移民の経験に着目して」(『ソシオロジ』第65巻第3号)
[著書の部]
筈井俊輔『なぜ特異な仕事は生まれるのか?:批判的実在論からのアプローチ』(京都大学学術出版会)
第20回 日本社会学会奨励賞 (2021年)
[論文の部]
斉藤知洋「シングルマザーの正規雇用就労と経済水準への影響」(『家族社会学研究』第32巻第1号)
[著書の部]
安達智史『再帰的近代のアイデンティティ論──ポスト9・11時代におけるイギリスの移民第二世代ムスリム』(晃洋書房)
望月美希『震災復興と生きがいの社会学──〈私的なる問題〉から捉える地域社会のこれから』(御茶の水書房)
第19回 日本社会学会奨励賞 (2020年)
[論文の部]
上野貴彦「移民をめぐる認識転換に向けた住民参加の拡大と継続――バルセロナ「反うわさ」にみる間文化主義と公共圏の再編」(『移民政策研究』第11号)
[著書の部]
流王貴義『デュルケムの近代社会構想――有機的連帯から職能団体へ』(ミネルヴァ書房)
第18回 日本社会学会奨励賞 (2019年)
[論文の部]
鈴木恭子「労働市場の潜在構造と雇用形態が賃金に与える影響――Finite Mixture Modelを用いた潜在クラス分析」(『日本労働研究雑誌』第698号)
[著書の部]
野辺陽子『養子縁組の社会学――〈日本人〉にとって〈血縁〉とはなにか』(新曜社)
第17回 日本社会学会奨励賞 (2018年)
[論文の部]
麦山亮太「職業経歴と結婚への移行――雇用形態・職種・企業規模と地位変化の効果における男女差」(『家族社会学研究』第29巻2号)
[著書の部]
矢吹康夫『私がアルビノについて調べ考えて書いた本――当事者から始める社会学』(生活書院)
中森弘樹『失踪の社会学――親密性と責任をめぐる試論』(慶應義塾大学出版会)
第16回 日本社会学会奨励賞 (2017年)
[論文の部]
松岡瑛理「ヘイトスピーチに対抗する境界的マイノリティ:カウンター活動に加わる「在日」帰化者/ダブルへの聞き取り調査から」『ソシオロジ』60(3)
[著書の部]
榊原賢二郎『社会的包摂と身体──障害者差別禁止法制後の障害定義と異別処遇を巡って』(生活書院)
第15回 日本社会学会奨励賞 (2016年)
[論文の部]
松谷実のり「若者はなぜ『現地採用者』になるのか――上海への移住労働者を作り出すメカニズムの視点から」『ソシオロジ』60(2)
[著書の部]
大久保遼『映像のアルケオロジー――視覚理論・光学メディア・映像文化』(青弓社)
小山 裕『市民的自由主義の復権――シュミットからルーマンへ』(勁草書房)
第14回 日本社会学会奨励賞 (2015年)
[論文の部]
西丸良一「高校の設置者種別と教育達成――私立高校の生徒の出身階層に注目して」『ソシオロジ』59(1)
[著書の部]
加島卓『〈広告制作者〉の歴史社会学――近代日本における個人と組織をめぐる揺らぎ』(せりか書房)
第13回 日本社会学会奨励賞 (2014年)
[論文の部]
朴沙羅「『お前は誰だ!』――占領期における『朝鮮人』と『不法入国』の定義をめぐって」(『社会学評論』64巻2号)
[著書の部]
該当作なし
第12回 日本社会学会奨励賞 (2013年)
[論文の部]
益田仁「若年非正規雇用労働者と希望」(『社会学評論』63巻1号)
[著書の部]
石岡丈昇『ローカルボクサーと貧困世界――マニラのボクシングジムにみる身体文化』世界思想社
鶴見太郎『ロシアシオニズムの想像力――ユダヤ人・帝国・パレスティナ』東京大学出版会
第11回 日本社会学会奨励賞 (2012年)
[論文の部]
福田 雄「われわれが災禍を悼むとき――長崎市原爆慰霊行事にみられる儀礼の通時的変遷」『ソシオロジ』第56 巻2 号
[著書の部]
中村英代『摂食障害の語り――〈回復〉の臨床社会学』新曜社
仁平典宏『「ボランティア」の誕生と終焉――〈贈与のパラドックス〉の知識社会学』名古屋大学出版会
第10回 日本社会学会奨励賞 (2011年)
[論文の部]
稲津 秀樹「日系ペルー人の「監視の経験」のリアリティ――〈転移〉する空間の管理者に着目して」『社会学評論』第61巻第1号
[著書の部]
福永 真弓『多声性の環境倫理――サケが生まれ帰る流域の正統性のゆくえ』ハーベスト社
第9回 日本社会学会奨励賞 (2010年)
[論文の部]
安達 智史「ポスト多文化主義における社会統合について――戦後イギリスにおける政策の変遷との関わりのなかで」『社会学評論』第60巻3号
[著書の部]
常松 淳『責任と社会――不法行為責任の意味をめぐる争い』勁草書房
第8回 日本社会学会奨励賞 (2009年)
[論文の部]
岡部 悟志「家庭環境と能力形成の過程」『社会学評論』第59巻第3号
[著書の部]
金菱 清『生きられた法の社会学――伊丹空港「不法占拠」はなぜ補償されたのか』新曜社
第7回 日本社会学会奨励賞 (2008年)
[論文の部]
竹ノ下 弘久”Intergenerational Mobility in East Asian Countries: A Comparative Study of Japan, Korea and China” International Journal of Japanese Sociology No.16
福永 真弓「鮭の記憶の語りから生まれる言説空間と正統性――米国カリフォルニア州マトール川流域を事例に」『社会学評論』第58巻2号
[著書の部]
阿部 利洋『紛争後社会と向き合う――南アフリカ真実和解委員会』京都大学学術出版会
石原 俊『近代日本と小笠原諸島――移動民の島々と帝国』平凡社
第6回 日本社会学会奨励賞(2007年)
[論文の部]
大倉 季久「林業問題の経済社会学的解明――徳島県下の林業経営者の取り組みを手がかりに――」『社会学評論』第57巻3号
[著書の部]
有田 伸『韓国の教育と社会階層――「学歴社会」への実証的アプローチ』東京大学出版会
第5回 日本社会学会奨励賞 (2006年)
[論文の部]
仁平 典宏「ボランティア活動とネオリベラリズムの共振問題を再考する」『社会学評論』第56巻2号
[著書の部]
中澤 秀雄『住民投票運動とローカルレジーム――新潟県巻町と根源的民主主義の細道』ハーベスト社
第4回 日本社会学会奨励賞 (2005年)
[論文の部]
樋口 明彦「現代社会における社会的排除のメカニズム」『社会学評論』第55巻1号
[著書の部]
該当作なし
第3回 日本社会学会奨励賞 (2004年)
[論文の部]
尾上 正人 「解釈自由と新結合――『ミドル・クラス』の語り口」『社会学評論』第54巻3号
[著書の部]
天田 城介 『〈老い衰えゆくこと〉の社会学』多賀出版
第2回 日本社会学会奨励賞 (2003年)
[論文の部]
福間 良明 「ラフカディオ・ハーン研究言説における「西洋」「日本」「辺境」の表象とナショナリティ」『社会学評論』第53巻3号
[著書の部]
小熊 英二 『〈民主〉と〈愛国〉――戦後日本のナショナリズムと公共性』新曜社
武田 尚子 『マニラへ渡った瀬戸内漁民――移民送出母村の変容――』御茶の水書房
第1回 日本社会学会奨励賞 (2002年)
[論文の部]
今井 信雄 「死と近代と記念行為――阪神・淡路大震災の「モニュメント」にみるリアリティ――」『社会学評論』第51巻4号
[著書の部]
嘉本 伊都子 『国際結婚の誕生――〈文明国日本〉への道――』新曜社