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会員・関連団体等からのお知らせ

ユニベール財団 平成30年度研究助成公募のお知らせ(7月31日締切)

日本は、世界のどの国も経験したことのない超高齢社会を迎えました。経済価値を求め効率を競って世代が対立するだけの社会ではなく、すべての人々が健やかでこころ豊かな生活を送ることができる社会の創造、変革のための知恵と経験が求められています。また、世界の中でも突出した速さで高齢化が進む日本社会の課題は、他の国々と共有すべき重要な問題といえます。

少子高齢社会・人口減少社会における社会福祉の増進に寄与することを目的とする当財団では、「健やかでこころ豊かな社会をめざして」を基本テーマに、研究助成を行っています。特に、下記に挙げる課題に関する領域の国際的調査研究、および当財団の目的推進に寄与する研究に助成いたします。

社会科学、人文科学、自然科学の諸分野の若手研究者や福祉の分野で実践に携わっている方々の積極的なご応募をお待ちしております。

■助成の対象となる研究課題
1.社会保障制度を育てる
豊かな社会の実現に向けては、人々が自立し、助け合うだけでなく、社会保障制度がいかに個人の日常を支え、安心を与えるかということが重要な課題です。経済社会の変化にあって、求められる新たな社会保障制度を展望する研究に助成致します。
【例】①年金保険・社会手当、②医療・介護の充実、③認知症対策、④次世代育成、⑤貧困・格差対策、⑥災害時の社会保障、⑦労働者の権利保障

2.高齢者の健康と子ども・若者支援
高齢者の心と健康、ならびに子ども・若者支援や子育て支援の実践を踏まえた研究に助成致します。(基礎研究は助成の対象となりません。)
【例】①高齢者の心と健康、②認知症・高齢者介護、③高齢者の孤立・貧困・虐待等、④出産・子育て支援、⑤子どもの虐待・貧困等、⑥子どもの教育・放課後支援、⑦障がい児の保育・教育、⑧不登校・いじめ問題、⑨若者支援、⑩引きこもり青少年対策

3.コミュニティの役割
誰もが「安心して生きられる社会」をつくり守っていく市民活動や、かつての大家族や地域の助け合いの機能に変わる新しいコミュニティづくりの関連領域の研究に助成致します。
【例】①地域福祉、②市民活動・国際協力、③高齢者の社会参加・いきがい、④社会全体の子育て、⑤障がい者支援、⑥世代間交流、⑦介護者支援、⑧地域の文化継承と発展、⑨外国人の地域への定住

■助成対象研究期間および金額
2018年11月~2019年10月(1年間)。原則として1件当り100万円を上限と致しますが、助成額については研究の内容及び規模により査定をさせていただきます。

■申請資格

  1. 大学、研究機関、教育機関等において研究教育活動に従事されている方。
  2. 大学院修士課程または博士前期課程に在籍される方、ならびに修了された方、またはそれと同等以上の資格もしくは能力を有する方。
    (但し、大学院修士課程及び博士前期課程に在籍の方の申請は、指導協力教員を必要とします。博士後期課程の方の申請は、その限りではありません。)

※より多くの方に助成金をご利用いただくため、過去に当財団の助成を受けられた方の応募はご遠慮いただきます。

詳細はこちらをご覧ください。