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会員・関連団体等からのお知らせ

二次分析研究会(東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター)の研究公募のご案内(4月19日締切)

<二次分析研究会(東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター)のご案内>

東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターでは、
データアーカイブに収録されている調査データの有効活用を推進するため、
共同利用・共同研究拠点事業として「二次分析研究会」を行っています。
研究会は「参加者応募型研究」と「課題公募型研究」の2つに分かれます。
以下の詳細をご覧いただき、参加をご検討くださいますようお願い申し上げます。

■参加者公募型研究について
「参加者公募型」研究は、あらかじめテーマを設定し、参加者を募って二次分析を行う研究会です。1年をかけて分析を行い、翌年の2月か3月の成果報告会にて研究成果を発表、ディスカッションペーパーにその成果をまとめます。

2021年度のテーマは、
「「子どもの生活と学びに関する親子調査」(パネル調査)を用いた親子の成長にかかわる要因の二次分析」です。

この研究会では、ベネッセ教育総合研究所と東京大学社会科学研究所の共同研究「子どもの生活と学び」研究プロジェクトで実施している「子どもの生活と学びに関する親子調査」の実施担当者を講師に迎え、親子の成長にかかわる要因の二次分析を行います。本調査は、小学1年生から高校3年生までの親子2万組のモニターを対象に2015年から実施しており、2018年のWave4までの分析が可能です(4月中にSSJDAで公開予定)。
扱うデータは、①毎年実施しているベースサーベイ(Wave1~4)、②高校3年生の卒業時に行う卒業時サーベイ(Wave3、4)、③3年おきに実施している語彙力・読解力調査の得点(Wave2、語彙力調査は小3、6、中3、高3対象、読解力調査は中3、高3対象)の3種です。ベースサーベイでは、日ごろの学習や生活の様子、人間関係、価値観などを幅広くたずねています。小1から高3までをカバーしたマルチコーホートの調査であることが特徴で、個人の変化(成長)を検証するだけでなく、同一時点の複数学年の違いや異なる時点の同一学年の違いなどを比較することもできます。親子ペアでデータを取得しており、保護者の働きかけの影響や、社会経済的地位(SES)にかかわる分析を行うことも可能です。さらに、卒業時サーベイを用いて進路選択のプロセスを明らかにしたり、語彙力・読解力調査を用いて認知能力と意識・行動の関連を検討したりすることもできます。
調査の規模、学年の幅広さ、親子ペア、データの多様さなど、親子の成長にかかわる要因を分析するうえで国内には類のないデータです。幅広い研究分野から、多くの方に参加いただくことを望みます

研究会や調査の概要などについては、下記をご覧ください。
https://csrda.iss.u-tokyo.ac.jp/quantitative/kobo/
https://csrda.iss.u-tokyo.ac.jp/quantitative/kobo/secondary/f2021.html

■課題公募型研究について
「課題公募型」研究は、申請者が研究テーマ・利用データ・共同研究者を設定して
応募し、弊センターが所有する社会調査データを用いて行う研究です。
募集は年1回です。2月または3月に成果報告会を開催します。

詳細は下記をご覧ください。
https://csrda.iss.u-tokyo.ac.jp/quantitative/kobo/

社会学、経済学、政治学、その他幅広い分野からのご参加をお待ちしています。
なお、弊センターの社会調査データについては、弊センターウェブサイトの
「データ検索システム」などを参照してください。
https://ssjda.iss.u-tokyo.ac.jp/Direct/datasearch.php

■応募方法
https://csrda.iss.u-tokyo.ac.jp/quantitative/kobo/ から
「申請書様式1」または「申請書様式2」をダウンロードし、必要事項を記入の上、
s-analysis@iss.u-tokyo.ac.jp にメールでお送りください。
メールの件名には、「参加者公募型研究(二次分析研究会)の応募」など、
参加者公募型か課題公募型かがわかるよう、明記してください。

■応募締切
いずれも、2021年4月19日(月)17時

■その他
新型コロナウイルス感染予防のため、研究会は原則ウェブ会議システムを使用する予定です。

■問い合わせ先
二次分析研究会事務局: s-analysis@iss.u-tokyo.ac.jp