本調査は、科学技術イノベーション政策や研究開発戦略の立案・策定の議論に資することを目的として、文部科学省科学技術・学術政策研究所が実施している調査です。
科学技術の中長期的発展の方向性や将来の社会像等を把握するため、1971 年からおよそ 5 年毎に調査が実施されており、今回が 12 回目となります。
今回の調査では、科学技術全般にかかる7分野と、科学技術の寄与が期待される横断的な社会課題分野の全8分野を対象とし、2055 年までの実現が期待されるトピック(科学技術課題や社会課題の解決手法等)、約840件が設定されました。これらトピックの重要度、国際優位性、実現見通し等について専門家の見解を問うウェブアンケートが行われます。
<分野>
①健康・医療・生命科学、②農林水産・食品・バイオテクノロジー、③環境・資源・エネルギー、④AI・ICT・アナリティクス・サービス、⑤マテリアル・デバイス・プロセス、⑥都市・建築・土木・交通、⑦宇宙・海洋・地球・科学基盤(量子ビーム/光/数理/素核宇)、⑧横断的社会課題(人文・社会科学含む)
*本調査の対象は、自然科学及び関連する科学技術に加えて、人文・社会科学のみに係る科学技術や、人文・社会科学と自然科学との融合による新たな知や価値観・社会像等も含みます。
*特に、⑧横断的社会課題(人文・社会科学含む)においては、次に関連するトピックについてお伺いいたします。
・多様性・包摂性のある社会と個々人の幸せ
・文化・歴史観・自然観を継承する豊かで持続的な地域
・ 能動的な個人の挑戦を支える新たな学び方・働き方
・ 信頼される社会経済システムの構築
・ 未来社会のウェルビーイングと科学技術
・ 地球規模課題への対応
*①~⑦の分野においても、次に関連するトピックを設けております。
– グローバルヘルス(①健康・医療・生命科学)
– 食・農の技術と社会(②農林水産・食品・バイオテクノロジー)
– サーキュラーエコノミー、超高齢社会とエネルギー(③環境・資源・エネルギー)
– ICT を社会実装するための技術と社会の整合上の課題(④AI・ICT・アナリティクス・サービス)
– 社会システム・価値創造(⑤マテリアル・デバイス・プロセス)
– 防災・減災(⑥都市・建築・土木・交通)
– 国際協力・多様化(⑦宇宙・海洋・地球・科学基盤)
人文・社会科学の専門家の方々はもちろん、その他の分野の専門家の方々からも、それぞれの視点や知見をお寄せいただければ幸いです。政策検討の場に専門家の皆様の意見を反映させる機会ですので、是非ご協力いただきたく、よろしくお願いいたします。
以下のサイトに調査の説明を記載しておりますのでアクセスしてご覧いただき、よろしければご回答
をお願いいたします。
【アンケートサイト】 http://www.nistep.go.jp/yosoku12-intro
【アンケート期間】 2024 年 6 月 20 日(木)~7 月 31 日(水) (1 回目)
本調査では、結果の収れんを図るため、同内容のアンケートを 2 回繰り返して行います。2回目アンケートでは、1 回目の集計結果を見ながら再度の回答をお願いいたします。
2 回目アンケートは 2024 年 8~9 月に実施を予定しています。2 回目の開始日は、登録いただいたメールアドレス宛に後日ご案内します。
2 回とも回答いただけますよう、よろしくお願いいたします。
なお、本アンケートは、科学技術(人文・社会科学含む)の専門的知識をお持ちの方を対象としています。周囲の方へも広くお声掛けいただければ幸いです。科学技術予測調査については、科学技術・学術政策研究所のウェブページをご覧ください。
http://www.nistep.go.jp/research/science-and-technology-foresight-and-science-and-technology-trends
■ お問合せ:
―調査受託者(事務局)―
公益財団法人未来工学研究所
担当:大竹、野呂、板垣
E-mail:yosoku12@ifeng.or.jp
―調査実施者―
文部科学省科学技術・学術政策研究所 科学技術予測・政策基盤調査研究センター
担当:伊藤、黒木、横尾
E-mail:yosoku12q@nistep.go.jp