第15回KG-RCSPセミナー/第26回政治コミュニケーション研究会
http://www.kg-rcsp.com/news/kg-rcsp-seminar015/
このたびのセミナーは,約1年ぶりに小林哲郎さん(香港城市大学・7月より弊センター客員研究員)にお越しいただき,最新の国際比較研究についてお話しいただきます.
心理学や政治学をはじめとする多くの研究領域の方々にご参加・ご意見いただければ幸いです.
なお,セミナーへのご参加には事前連絡は不要です.懇親会へのご参加希望は7月3日(月)までに以下URLからお申し込み下さい.
https://goo.gl/forms/LwRW2wPOwuvsoxYP2
【日時】2017年7月7日(金) 15:30~17:30(予定)
【場所】関西学院大学西宮上ケ原キャンパスF201教室
【発表者】小林哲郎氏(香港城市大学・関西学院大学社会心理学研究センター客員研究員)
【タイトル】東アジアではなぜデモ参加者が嫌われるのか?
【要旨】民主主義体制下においてデモなどの投票外政治参加は政治過程に対する重要なインプットとなる。しかし、日本における政治参加は国際的に見ても低調である。本研究は日本、アメリカ、中国、香港の4か国で行われたヴィニエット型のオンライン実験の結果から日本や中国など東アジアでは政治的にアクティブな人々が忌避される傾向が見られること、こうした傾向は政治的にアクティブな人々との政治的不同意によっても部分的に説明されるが、むしろそうした人々が「傲慢で自分勝手で感情的で怒りっぽい危険な人々」であるという印象によってもたらされている可能性を指摘する。政治学における政治参加研究はその促進要因を明らかにしてきたが、本研究は特に東アジアでは政治参加者の対人印象がその重要な抑制要因として働く可能性を示唆している。
(この研究は,三浦麻子(関西学院大学)・曹博林(深セン大学)との共同研究です)
■このセミナーは政治コミュニケーション研究会との共催です.
■セミナーへのご参加には事前連絡は不要です.懇親会(18:30~,西宮北口駅周辺)へのご参加希望は7月3日(月)までにURLからお申し込み下さい.
問い合わせ先:
三浦麻子(関西学院大学文学部・社会心理学研究センター)asarin(at)kwansei.ac.jp<http://kwansei.ac.jp>