アクターネットワーク理論と社会学研究会
・日時:2017年9月23日(土)14:00~17:00
・場所:早稲田大学戸山キャンパス39号館6階第7会議室
https://www.waseda.jp/top/access/toyama-campus
・協賛:科学・技術と社会の会
「Reassembling the socialは異質なアクターをつなぐネットワークたりうるか? ~翻訳稿を手がかりに可能性と限界を考える」
・報告者:伊藤 嘉高 氏(山形大学)
・コメンテータ1:見上 公一 氏(東京大学)
・コメンテータ2:栗原 亘 氏(早稲田大学)
今回は、ラトゥールの主著のひとつ、Reassembling the
social(※)を翻訳中の伊藤嘉高さんにご発表いただきます。伊藤さんから事前にご提供いただいた訳稿をベースにしながら、今日の科学技術社会論(STS)や社会学理論の中で見たときのアクターネットワーク理論の特徴や意義、問題点などについて議論したいと思います。主としてSTSの視点から見上公一さん、社会学の視点から栗原亘さんにコメントをお願いしています。活発な議論が期待されます。多くの方のご参加をお待ちしています。
(※)Latour, B., Reassembling the Social: An Introduction to
Actor-Network-Theory (2005, Oxford University Press)
・今回は第2部を中心に議論する予定です。
この研究会について:フランスの社会学者ブルーノ・ラトゥールと彼(ら)の提唱するアクターネットワーク理論について検討しています。モノと切断された近代的な「人間」観や「社会」観、それらの背後にある「人間/自然」「主体/客体」といった二分法を根底から覆そうとするラトゥールらの議論は、フランス国内にとどまらず、また狭義の科学・技術論にとどまらず、多くの社会学者や人類学者に影響を与えてきました。この研究会では、ラトゥールやアクターネットワーク理論にかかわる文献を検討し、その社会学的な展開の可能性を考えます。学説史・理論的なアプローチとともに、科学社会学・産業社会学・医療社会学・環境社会学・メディア論・イノベーション論・社会変動論での展開など、多様な観点から検討していきたいと思っています。
連絡先:y_ttis@yahoo.co.jp (立石)
※準備の都合上、参加予定の方はできるだけ事前にご連絡ください。また、今回は参加できない場合でも、ご連絡いただければ次回以降の開催予定等を共有させていただきます。