外国から出稼ぎ労働者が来日するようになって30年が経過し、日本で育った子ども世代のなかから、「移民研究者」を志す人たちが登場するようになった。研究の「対象」だった移民二世が、研究発信の主体となるとき、「移民」をみずから経験してきた研究者たちが、先行研究をどのように読み、研究者としてみずからはどのようにアプローチしていくのかを、当事者の視点から発題していただきます。第6回目は、「ハーフ」をテーマとして、下地ローレンス吉孝さんとケイン樹里安さんからの報告と、竹沢泰子さんと古屋哲さんからのコメントです。
◆第6回
日時:2018年10月6日 (土) 14~18時
会場:京都大学人文科学研究所101号室
アクセス
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/zinbun/access/access.htm
主催:上智大学グローバル・コンサーン研究所
共催:特定非営利活動法人移住者と連帯する全国ネットワーク「ここにいるKokoni iruキャンペーン」、立命館大学生存学研究センター、大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センター
参加:参加費無料。参加申し込み不要。
報告1:下地ローレンス吉孝(港区立男女共同参画センター)
「「日本人」と「外国人」の二分法を問い直す―「混血」「ハーフ」の社会史から」
報告2:ケイン樹里安(大阪市立大学都市文化研究センター・桃山学院大学・大阪国際大学)
「「ハーフ」の問題含みの日常をいかに描けるか―関西のメディア・コミュニティを手がかりに」
コメンテーター:竹沢泰子(京都大学)、古屋哲(大谷大学・立命館アジア太平洋大学)