社会調査協会では、社会調査に関心のある方々を対象に定期的にシンポジウムを開催しています。
9月に開催した研究会に引き続き、今回も対面とオンラインのハイブリッド方式にて開催いたします。奮ってご参加ください。
【テーマ】「質的研究の職人芸的手法とテキスト化の困難と可能性」
【登壇者】三井さよ先生(法政大学):「はじめての社会調査」世界思想社
石岡丈昇先生(日本大学):「質的社会調査の方法」有斐閣
小田博志先生(北海道大学):「エスノグラフィー入門」春秋社
【司会】金菱清(関西学院大学)
【日時】2023年12月9日(土)13:30~16:30(予定)
【会場】聖心女子大学(東京)・ブリット記念ホール(聖心女子大学4号館の3階)
東京メトロ日比谷線広尾駅 4番出口から徒歩1分
アクセス https://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/access/
【開催方法】ハイブリッド(対面+オンライン)
【受付期間】2023年11月6日(月)10:00~12月4日(月)10:00まで
参加方法:どなたでも参加できますが、事前の申し込みが必要です(事前申し込みをされていない場合は参加できません)。
対面参加は、会場の都合上先着100名様までとさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
参加ご希望の方は11月6日(月)10:00~12月4日(月)10:00までの期間内に、下記申込フォームより必要事項をご登録の上、お申し込みください。
※回答のコピーが指定したアドレスに送信されます。
【参加費】無料
【企画主旨】
質的調査は量的調査とは異なり、当事者研究が典型のように、調査者の経験的かつ切実な問題設定が先にあり、その人つまり調査者の勘所に頼るところが非常に大きい、いわば職人的技量に左右されるところが大きい方法でもあります。
他方、テキストは質的調査を行う学生が誰でもその方法をとれば明らかにできる「トリセツ」のようなもので標準化が目指されます。通常であれば、質的調査の旨味を削ぎ取って、調査の方法論談議に陥りやすいかと思います。
しかし、最近の調査系のテキストは、それを巧妙に避けてむしろ調査の面白さや楽しさを伝えようとするものが少なくありません。3人の先生の出された調査のテキストはそのことが色濃く出ているように思われます。研究者(フィールドワークの濃密さ)とテキストと実際の学生とを社会調査の実習や教育のなかでどのように繋げるのか、社会調査協会の会員でも学生への調査への解説や導き方など迷われていたり悩んでいたりする人も多いと聞きます。そうした方にヒントにもなればと願っています。
問い合せ先:社会調査協会事務局
担当:佐藤・松本 info@jasr.or.jp
tel 03-6273-9784