日本社会学会会員の将来性に富む優れた研究業績を顕彰するために、「日本社会学会奨励賞」を設ける。
本賞は「論文」の部と「著書」の部との2部門とする。
3-1.「論文」の部の受賞資格者は、原則として、当該年度において満35歳以下の日本社会学会会員とする。ただし、年齢制限については研究歴を考慮する(概ね、修士課程入学後13年以内、もしくは博士課程入学後11年以内を目安とする)。
3-2.「論文」の部の対象は、毎年1月1日から12月31日までに、前項(3-1)で定める受賞資格者が、レフェリー制のある社会学関係学術雑誌に発表した単著論文とする。ただし、少人数の実質的共著であって共著者全員が前項(3-1)で定める資格を満たしている場合は、対象に含めることがある。
4-1.「著書」の部の受賞資格者は、原則として、当該年度において満40歳以下の日本社会学会会員とする。ただし、年齢制限については研究歴を考慮する(概ね、修士課程入学後18年以内、もしくは博士課程入学後16年以内を目安とする)。
4-2.「著書」の部の対象は、毎年1月1日から12月31日までに、前項(4-1)で定める受賞資格者が出版した単著とする。ただし、少人数の実質的共著であって共著者全員が前項(4-1)で定める資格を満たしている場合は、対象に含めることがある。
5-1.本賞の選考のために選考委員会を置く。
5-2.選考委員会は、「論文」の部、「著書」の部、各6名程度の日本社会学会会員から構成される。
5-3.選考委員の委嘱は、理事会の議を経て会長が行なう。
5-4.「論文」の部、「著書」の部、それぞれの選考委員会は、選考委員の互選により、各1名の委員長を選出する。
6-1.選考の対象となる論文・著書を選考委員会に推薦するために推薦委員を委嘱する。
6-2.推薦委員は15名程度の日本社会学会会員から成り、『社会学評論』編集委員3名、『JJS』編集委員1名を含むものとする。
6-3.推薦委員の委嘱は、理事会の議を経て会長が行なう。
7-1.日本社会学会会員は、本賞受賞に値すると思われる論文・著書各1点以内を、所定の書式により選考委員会に推薦することができる。自薦も可とする。
7-2.推薦委員による推薦、および前項(7-1)に定める会員による推薦を受けた論文・著書について、選考委員会は選考を行なう。
7-3.選考委員会は選考結果を学会賞委員会に報告し、それを受けて学会賞委員会において授賞対象を決定する。この決定は理事会に報告され、総会において発表される。
8-1.選考委員の任期は原則として2年とし、1年ごとにその半数が交替するものとする。2年の任期終了後引き続き委員を重任することはできない。なお、選考委員長の任期は1年とし、重任はできない。
8-2.推薦委員の任期は原則として2年とし、1年ごとにその半数が交替するものとする。ただし特段の理由が認められる場合には、任期を1年とすることを妨げない。なお、同一人が連続2年を超えて委員を重任することはできない。
9-1.本賞は、「論文」の部、「著書」の部、それぞれにつき、賞状および副賞(賞金)をもって受賞者に授与される。
9-2.本賞の運営に要する費用の内、図書購入費および奨励賞副賞費は塩入・ISA大会記念基金から支出される。
10-1.本規程は 2002年3月24日から施行する。
10-2.本規程の変更に関しては理事会の議を経るものとする。
2002年3月24日 施行
2003年3月8日 改正
2003年10月11日 改正
2005年3月27日 改正
2005年10月17日 改正
2008年11月22日 改正
2009年3月21日 改正
2011年9月16日 改正
2019年3月3日 改正
2021年10月30日 改正
2023年9月11日 改正