第93回(2020年度)大会について
日本社会学会 研究活動委員会
委員長 好井 裕明
【重要】
第93回日本社会学会大会は、当初の予定通り10月31日~ 11月1日に松山大学での開催を予定しておりますが、今後の状況の変化によっては、オンライン開催への変更を余儀なくされる可能性があります。日本社会学会では、学会大会がオンライン開催に変更となった場合も、大会は成立したものとみなします。
そこで今年度大会では、会員の皆様の研究報告・学術交流の機会を保障するために、一般研究報告、テーマセッション、ポスターセッションのいずれにおいても、申込の際に以下の点についてお尋ねします。
(1) オンライン開催となった場合でも、研究報告を行う。
(2) オンライン開催となった場合は、研究報告は行わないが、この研究報告を既発表とみなす。
(3) オンライン開催となった場合は、研究報告は行わず、申込を撤回し、この研究報告を未発表とする。
(1)~(3)のいずれかを選択して、研究報告をお申し込みください。
1.一般研究報告申し込みの共通事項
(1) 一般研究報告I~III(自由報告、ポスターセッション、テーマセッション)および研究活動委員会企画テーマセッションの登壇者・報告責任者は、日本社会学会の会員にかぎります(登壇しない「共同報告者」は非会員でも問題ありません)。まだ会員でない方は、報告申し込みの前に入会申込手続きをすれば、仮入会として一般研究報告に申し込むことができます。
(2) 一般研究報告をする方は、8月初旬までに、学会費の納入(2020年度分まで完納)が必要です。納入されていないと、報告がプログラムから削除されます。現在すでに会員の方には、納入のご案内と振込用紙を4月に郵送いたしました。本年度は松山大学での大会開催となった場合も、受付スペース周辺での密状態を避けるため、原則として大会参加費はすべて事前振り込みにて徴収する(期限は10月2日)予定です。詳細は後日ご案内いたします。
(3) 報告申し込みはインターネット上の大会発表申込システムをご利用ください。 申し込みシステムが利用できないなど、やむを得ない事情があり郵送申し込みを行う場合は、学会事務局までお問い合わせください(書式をお送りします)。いずれの場合も締切日(6月19日正午)に遅れたものは一切受け付けられません。
(4) 近年、インターネット上から大会報告申込システムを利用する際に必要な、会員IDおよびパスワードがわからないというお問い合わせが増加しております。締切直前になってのパスワードに関するお問い合わせは、業務時間内に対応できない可能性があるため、避けていただきますようお願い申し上げます。ご自身の会員IDとログインパスワードが分からないという方は、申し込み締め切り前日までに学会業務取扱センターまでお問い合わせください。
(5) 申込が採択された報告については、申込時のタイトル・報告内容から変更することはできません。
(6) 登壇者・報告責任者になれるのは、1つの大会で1人につき1回までです。ただし、シンポジウムや招待講演との重複報告は可能です。
(7) 大会報告申込システムの画面の指示に従い、報告者情報、報告タイトルなどを入力のうえ、報告要旨を1000-1400字(英語の場合400-500 words)でテキスト入力してください。日本社会学会ホームページ上で公開されるWeb版報告要旨集に掲載されます。報告上の注意事項などについては、「報告申込要領(Call for Papers)」をご覧ください。
なお、本年度は昨年度に引き続き冊子版の報告要旨集は販売いたしませんので、ご注意ください。また、大会支出削減のため、学会大会プログラムの公開は原則としてWebのみといたします。
(8) 一般研究報告I(自由報告)とIII(テーマセッション)では、パソコン用プロジェクター等を使用できます。ただし、施設の制約からご希望に添えない場合もあります。ノートパソコンや接続ケーブルは、報告者が各自でご持参下さい。お使いのパソコンのケーブルの形式(RGB、HDMIなど)は必ずご確認ください。
申込要領のダウンロード
・申込要領( WORD / PDF )
・Call for Paper ( WORD/ PDF )
大会発表申込システム
・申し込みシステムページへ(申込受付終了)
・大会発表申込システムマニュアル2020ダウンロード(PDF形式)
2.一般研究報告I(自由報告)への申し込み方法
(1) 報告希望者は、6月19日正午までに、大会発表申込システムから申し込んでください。画面の指示に従い必要事項を入力のうえ、報告要旨をテキスト入力してください。
(2) 1部会は180分です。自由報告の報告時間は原則として15分で、そのあとに質疑応答が数分あります。時間の足りない方は、ポスターセッションでの発表もぜひご検討ください。報告部会の第2希望・第3希望でポスターセッションを選ぶこともできます。
(3) 同一のテーマについて連携して複数人での報告を行う場合も、それぞれの報告者が各自で申込を行うことが必要です。画面の指示に従って手続きを進め、所定欄に連携して報告する報告者の全氏名を記入してください。連携報告を行う際は、必ず参加者同士で希望部会やオンライン報告の希望など、意思を統一させてから申し込んでください。
(4) 日本語でも英語でも報告できます。なお、日本語と英語の両方を含む部会が編成されることがあります。
(5) 提出された「報告要旨」の内容を複数の研究活動委員で査読・検討の上、採否を研究活動委員会が判断します。
(6) 以下の諸基準によって「報告要旨」に記載されている内容の適否を判断します。英語報告については、国際交流の趣旨にふさわしい水準を期待します。
①テーマ設定が明確であること。
②設定されたテーマが社会学に関連するものであること。
③学術的研究にもとづく発表であること。
④主要な論点あるいは結論が明確に示されていること。
⑤日本社会学会倫理綱領を遵守していること。
⑥個人や団体、組織等の名誉を毀損したり、無用に個人情報を開示したりすることがないこと。
(7) 不採択となった報告については、申し込み者に直接連絡します。採択された報告者は、ホームページで一括公開します(8月上旬を予定)。
(8) 不採択になったものをポスターセッションで報告することはできません。
3.一般研究報告II(ポスターセッション)への申し込み方法
(1) 報告希望者は、6月19日正午までに、大会発表申込システムから申し込んでください。画面の指示に従い必要事項を入力のうえ、報告要旨をテキスト入力してください。
(2) ポスター報告の報告時間は原則として150分です。ポスターを掲示し、質疑応答をします。時間中は基本的にポスターの前にいてください。
(3) 日本語でも英語でも発表することができます。
(4) ポスターの掲示スペースは、幅90cm、高さ120cm程度です(A0判が入ります)。追加資料を配布することもできます(50部程度の準備を推奨します)。
(5) ポスターセッションに関しても、提出された「報告要旨」の内容を、複数の研究活動委員で査読・検討の上、採否を研究活動委員会が判断します。
(6) 不採択となった報告については、申し込み者に直接連絡します。採択された報告者は、ホームページで一括公開します(8月上旬を予定)。
4. 一般研究報告III(テーマセッション)申し込みについて
(1) 今年度は21セッションが研究活動委員会で採択されました。詳細は以下の通りです。
【1】 21世紀の保守とリベラル
【2】 アクターネットワーク理論(ANT)の可能性とその応用
【3】 Patients Public Involvement: Health Social Movements and Collective Impact
【4】 Toward the Realization of Social Equality
【5】 アートと社会学の相互浸透
【6】 Recognition of diversity and integration of minorities
【7】 「ペットフレンドリーなコミュニティ」の可能性
【8】 終末期の支援にかかわる行為者の諸相
【9】 現代に生きるシカゴ社会学
【10】 人工知能は、私たちの仕事にどのような影響を与えるのか??
【11】 文化社会学の感性論的転回
【12】 「時間の社会学」の現代的展開II
【13】 カラフル社会の言語・文化・経験
【14】 クロス・マイノリティ・スタディーズ
【15】 現代社会の労働における「生活」と「マネージメント」
【16】 新しい技術と社会学の概念形成
【17】 持続可能な社会への「転換」(トランジション)を社会学から考える
【18】 ポスト伝統社会における宗教、若者、ユース・カルチャー
【19】 移民理論を考える
【20】 嗜好と現代社会―文化・趣味・ライフスタイル
【21】 移住家事労働者研究の現在と未来
(2) 報告希望者は、6月19日正午までに、大会発表申込システムから申し込んでください。画面の指示に従い必要事項を入力のうえ、報告要旨をテキスト入力してください。
(3) 報告時間: 1部会は180分です。1報告の報告時間は原則として15分で、そのあとに質疑応答が数分あります。
(4) 英語報告:コーディネーターが許可したセッションでは、英語報告をできます。
(5) 申し込み後、コーディネーターが調整して、7月上旬を目処に結果をご連絡します。4件以上の報告が集まらなかったセッションは不成立となります。不採択またはセッション不成立の場合には、一般研究報告I(自由報告)で振り替え報告するかどうかを、申し込み時に希望することができます。
(6) テーマセッションの報告者も会員であることが原則です。やむをえない事情があり、研究活動委員会が承認した場合のみ非会員の登壇を許可します。
(7) テーマセッションの詳細は以下のページをご覧ください。
第93回日本社会学会大会・テーマセッションの詳細